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平成9年、新屋酒造にて特殊な芋を発見。聞いてみると鹿児島県出水郡長島町の 芋だと言う。かじってみる、蒸してみる、味が違う。直ぐに新屋の井島君と車を走らせ 農園へ行くと、怒鳴り声がする。「革靴で来るな」畑が嫌がっていると言う。幸いにも トランクにスポーツシューズが有り、履き替えて宮路一良さんに会う。 情熱の魂のおじいちゃんが「くりあづま」食用芋を熱く語ってくれた。驚きと感動が駆け めぐりKOされた。 |
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この芋で焼酎を造ることは誰も考えなかった。あまりにも高貴で1kg600〜1600円。 話になるわけがない。ところが新屋久雄さんと地元の酒屋の諏訪さんが、宮路さんへ 遊びのつもりで一仕込やろうとなり、私も加えてもらった。1升瓶300本程度の少量仕込 は、もの凄い香りと色を放ち、夢の世界へ導いてくれた。この芋の澱粉質と糖度の高さに より貴賓な甘さととろみが生まれ、50年芋焼酎を醸してきた新屋久雄さんをうならせた。 宮路一良熟芋を手作り麹と木桶蒸留で誕生させた。 |
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平成10年、新屋酒造と雲海酒造の統合により手作り「くりあづま」の仕込みが中止され、 蔵元を探し歩いた。芋と造りの条件が合わない。そこに突如、輝く蔵が現れた。 白石酒造だ。小さくて手作りの暖かさのある蔵で真っ直ぐだ。この人々なら大事に育てて くれると直感した。 平成12年、造り40年超の北山欣也杜氏と白石康久さんが心良く引き継いでくれた。 極みを創り、磨き、平成13年に芋焼酎「栗東」の登場となる。 |
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出水郡長島町鷹巣地方は赤土粘度質でシラス質とは異なり土壌が固い所です。1月の 寒冷の時に開墾7〜10mを数回行い、澄んだ空気で土をほぐす。農薬は使わず堆肥 のみ。農薬対策として隣接する畑との間には深い溝を作り、酸性雨交合をさけている。 苗は自家栽培で強い芋のみ選定し次年度へ育てる。食用芋として、7〜10月収穫し、 焼酎用として一部を3ヶ月特殊貯蔵庫にて熟成させて、さらに糖度を上げる。焼酎造り にはさらに困難になる。 後継者・宮路俊彦さんも農園に従事し「くりあづま」の芋造りに命を懸け始めた。 |
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芋「くりあづま」の旨みを焼酎に引き出す為、米、麹、酵母、酵素、水、の合成テストを 福岡の酒蔵で始めた。極少量の試験蒸留器で何十回も行い研究するおり、一人の若き 青年杜氏と出会う。宮崎の金丸潤平さんである。彼は日本酒の麹作りを神亀酒造の 「麹の巨匠」小川原良征さんで修行し、焼酎造りに取り入れた時だった。平成15年より 研究に協力して頂き、熟成酵母、別撰酵母等に挑戦し、焼酎「宮路 原酒」が産声を あげた。 |
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酒のふかまち 店主 深町宏文 |
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